Spanish Navy /スペイン海軍
ご紹介しているモデル
前弩級戦艦:1クラス
装甲巡洋艦:3クラス
弩級戦艦:1クラス
Pre-Dreadnought /Semi-Dreadnought Era
近代戦艦:前弩級戦艦 pre-Dreadnought battleship
Spanish battleship Pelayo - Wikipedia
(1888-, 9745t, 16.7knot, 12.6in *2 &11in *2)
スペイン海軍唯一の近代戦艦で、フランスに発注された。
フランスのマルソー級戦艦をタイプシップとし、タンブルホームなどフランス戦艦の特徴を受け継いでいる。主砲には32センチ砲を単装露砲塔形式で前後に搭載し、舷側にこれも単装露砲塔形式で28センチ砲を一門づつ搭載するという、これもフランス艦の影響を色濃く受け継いだ武装配置を採った。
姉妹艦を建造し戦隊を構成する予定であったが、海外植民地に派遣できる航続距離が長く航洋性に優れた装甲巡洋艦を建造することになったため、同型艦は現れなかった。
装甲巡洋艦 Armored Cruiser
インファンタ・マリア・テレサ級装甲巡洋艦 - Wikipedia(infanta Maria Teresia class :armored cruiser)
Infanta Maria Teresa-class cruiser - Wikipedia
(1890-, 6890t, 11in *2, 20.2knot, 3 ships)
写真は、スペインの装甲巡洋艦「インファンタ・マリア・テレジア」(Armored Croiseur Infanta Maria Teresa class)である。スペイン初の国産装甲巡洋艦で、サンチャゴ湾に入港した大西洋艦隊主力の4隻の装甲巡洋艦のうち3隻が同級であった。28センチを前後に単装露砲塔に装備し、6890t、20ノットを発揮した。(「インファンタ・マリア・テレジア」「ビスカヤ」「アルミランテ・オケンドー」)(84mm in 1:1250)
エンペラドル・カルロス5世 (装甲巡洋艦) - Wikipedia
Spanish cruiser Emperador Carlos V - Wikipedia
(1898-, 9090t, 19knot, 11in *2)
スペイン国産初の装甲巡洋艦インファンタ・マリア・テレサ級に続いて、スペインで建造された。就役は1898年、前級同様、28センチ砲を露砲塔形式で前後に装備し、19ノットの速力を発揮した。
クリストーバル・コロン (装甲巡洋艦) - Wikipedia
(1897-, 7970t, 20.02kot, 10in *2 )
こちらはイタリア製の装甲巡洋艦で、ジュゼッペ・ガリバルディ級の1隻を建造中に取得したものである。同じく日本海軍がアルゼンチンから購入した「日進」「春日」とは準同型艦にあたる。
**本稿ではこれまで上述のように準同型艦である「春日」の写真を、参考として掲載してきたが(直下)、今回、こちらもWTJからモデルを入手し製作した。
本艦はスペイン海軍の新型砲である「Model 1896 24cm(42口径)砲」を前後に単装砲塔で搭載したが、この砲は欠陥品で使用に耐えなかったので、米西戦争の直前に軍事委員会によって「インファンタ・マリア・テレサ級」などにも採用された9.92インチ砲に換装する計画が立てられた。しかし米西戦争開戦には間に合わず、主砲未装備で戦争に臨まざるを得なかった。サンディエゴ・デ・キューバ海戦には主砲未装備で参加し、戦闘の末撃沈された。本稿では、一応、主砲換装後を想定して製作した。
主砲未装備で艦隊に編入、海外へ派遣、戦闘参加の末に沈没とは、なんと数奇な・・・。あるいは、それほど「主砲は恃むに足らず」と言うことか。単装砲、発射速度毎分一発、確かに命中弾を得る確率は低いであろうが。
Dreadnought /Super-Dreadnought Era (around WW1)
Dreadnught battleship
España-class battleship - Wikipedia
(1913-、15,452t, 19.5knot, 12in *2*4, 3 ships)
スペイン海軍初の弩級戦艦である。英海軍の弩級戦艦ネプチューンをタイプシップとし、ややコンパクトにまとめた艦である。
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